2012年06月05日

「沖縄戦と日本軍「慰安婦」」展のご案内

沖縄戦と「慰安婦」展実行委員会さんより展示会のお知らせをいただきました。


沖縄戦と日本軍「慰安婦」展


■企画趣旨
 沖縄が日本に「復帰」して40年の今年、那覇市と沖縄の女性たちによる実行委員会の開催で、「沖縄戦と日本軍『慰安婦』」展を企画いたしました。
 アジア太平洋戦争末期、日本の「本土防衛」のための「捨て石」とされ、大規模な地上戦となった沖縄。多数の住民を巻き込んだ沖縄戦の中でも、本展では日本軍の沖縄配備とともに本格化した慰安所設置と「慰安婦」にされた女性たちの被害に焦点をあてます。
 朝鮮半島から連行され、戦後も帰国することなく晩年は那覇市内で暮らしたペ・ポンギさんが1970年代に「慰安婦」被害者として知られるようになり、1990年代には沖縄の女性たちが聞き取り調査を実施、県内にのべ130箇所を越える慰安所を確認しました。目撃証言が多い一方、沖縄の女性で「慰安婦」にされた被害者の大半はいまだ沈黙を強いられていますが、那覇市が刊行した『なは・女のあしあと 那覇女性史(近代編)』をはじめ、県内市町村史や個人刊行本などでたくさんの証言が紹介されています。また日本軍の「陣中日誌」にも多くの記録が残されており、本展ではこうした資料等にもとづき、慰安所設置や被害の実態を伝えていきます。
 さらに、米軍の上陸以来今日まで止むことのない米兵による性暴力についても紹介します。

■主な展示内容
●沖縄の歴史:王国時代、琉球処分から同化政策まで
●辻遊郭と公娼制度
●第32軍による慰安所設置
●「慰安婦」にされた沖縄や朝鮮の女性たち
●住民被害と「集団自決」
●米軍駐留と性暴力被害

★ギャラリートーク
6月16日(土)14:00~15:30 高里鈴代 「日本軍『慰安婦』と今」

■日時:2012年6月15日(金)~27日(水)
■場所:那覇市歴史博物館(パレットくもじ4階)
■時間:午前10時~午後7時
■休館日:木曜日
■観覧料:一般300円、高・大学生200円、小・中学生以下100円
※65歳以上の那覇市民または「ゆいレールフリー乗車券」利用者は割引有。
※身体障がい者手帳の交付を受けている者及びその引率者は無料。
■主催:沖縄戦と「慰安婦」展実行委員会
■共催:那覇市
■製作協力:アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)




Posted by tamana at 12:46│Comments(0)
 
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